世界株&米国株FIREシミュレータ

本シミュレータについて

資産の大部分を全世界株式インデックスや米国株式インデックス(投資信託やETF)で運用し、FIREできるかを過去データで検証できるシミュレータです。
株式投資でFIREを目指している方にもご活用いただけます。

  • FIRE開始年は1994年以降を指定できます。
  • サイドFIRE(働きながらのセミリタイア)にも対応しています。
  • 毎月の生活費・年金・サイドFIRE収入などを考慮し、資産が持続可能かを検証します。
  • 運用リターンは、1994~2024年は株式の推移を参考とし、2025年以降はユーザー指定値を使用します。
  • インフレについても過去の日本の物価指数(CPI)を考慮し、将来の資産や支出を「現在価値(実質)」に換算して表示しています。
  • ご利用は自己責任でお願いします。

設定例

このFIREシミュレータでは、資産が一生涯尽きずに生きられるかを、開始年などの設定を様々に変えて検証できます。以下はこのシミュレータがもともと用意している設定例です。

2010年 サイドFIRE:

リーマンショック後の比較的落ち着いた相場で、4千万円でサイドFIRE(月5万円の副収入を得ながら生活)をスタートするケースです。

2010年 FIRE:

同じく2010年スタートですが、サイドFIREはせず6千万円で完全リタイアとした場合のシミュレーションです。

2000年 サイドFIRE(ITバブル崩壊):

ITバブル崩壊直前の2000年に4千万円でサイドFIRE(月5万円の副収入を得ながら生活)し、リーマンショックも経験する場合の厳しいシナリオです。

2000年 FIRE(ITバブル崩壊):

同じく2000年スタートですが、サイドFIREはせず6千万円で完全リタイアとした場合のシミュレーションです。

使い方

このFIREシミュレータでは、先ほど紹介した設定例(サンプル事例)から1つを選んで自由に編集し、シミュレーションを実行することで、 その設定での資産額の推移をグラフに表示させることができます。詳しい手順は以下の通りです。

  1. 「初期設定を選択」で、4種類の初期設定(サンプル事例)のうちの1つを選んでください。
  2. 初期設定を選ぶと、運用資産タイプ(全世界株式/米国株式)・FIRE開始年・年齢・生活費・リターンなどの条件が更新されます。 その内容を、あなたの実際の想定に合わせて自由に編集してください。
  3. 「サイドFIREをする」にチェックを入れると、その開始・終了年齢とその間の月収額を入力できます。
  4. 編集が完了したら「実行」ボタンを押します。
  5. 年ごとの資産推移とリターンのグラフや、破綻リスク(資産がゼロになる年など)の有無が表示されます。
  6. シミュレーション結果をもとに、資産が十分に持つか、または厳しそうかを確認してください。 想定より早く資産が尽きる場合は、生活費の見直し、サイドFIREの導入、FIRE開始年の後ろ倒しなどを試してみてください。 結果を調整しながら複数パターンを比較することで、自分に合った現実的なFIREプランを検討できます。

シミュレーション実行

以下のフォームにて、シミュレーション条件を設定してください。


注意事項・前提条件

  • 実質リターンは、現状では MSCI ACWI と S&P500 を参考に、日本の物価指数(CPI)や為替変動(ドル円)分を調整して求めています。実際の運用成績とは異なる場合があります。
  • 投資信託やETFの運用コスト(信託報酬、売買手数料、税制変更等)は考慮していません。
  • 本ツールでは全て「現在価値(実質)」で表示していますが、年金・サイドFIRE収入・生活費はインフレによらず「現在価値(実質)」基準で一定のまま維持されるとしています(実際の制度とは異なる場合があります)。
  • 税金は「毎年全資産を一括利益確定」した場合として計算しています。実際には部分売却や含み益・平均取得単価による課税、損益通算などにより課税額は異なる可能性があります(今後改修する可能性があります)。
  • 本ツールは理論的なシミュレーション結果を算出する「参考情報」を提供するものであり、将来の資産推移を保証するものではありません。 市場の急変、税制・制度改正、データの誤り等により、実際の結果と大きく乖離する可能性があります。ご利用は自己責任でお願いします。
  • 本ツールは投資助言を目的としたものではなく、個別の金融商品の推奨・販売・勧誘を行うものではありません。表示される広告なども当サイトが関知するものではありません。

よくある質問(FAQ)

A: 本サイトは基本的に PC のブラウザで利用されることを想定していますが、スマートフォンやタブレットからもご利用いただけます。

A: 現在は日本語のみ対応しています。

A: ブラウザの設定やネットワーク環境によって、シミュレーションが正しく動作しない場合があります。以下をお試しください:

  • 最新のブラウザ(例:Google Chrome、Microsoft Edge)をご利用ください。
  • ページを再読み込みしても改善しない場合は、キャッシュのクリアをお試しください。
  • JavaScript を無効にしている場合は有効にしてください。
  • それでも解決しない場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。可能な範囲で対応いたします。

A: 現在は結果を画像として保存する機能(「結果を画像にする」ボタン)のみ提供しています。将来的にはURL共有機能なども検討予定です。

A: 現在のシミュレーションでは、年金・税金ともにユーザーが設定した値を固定として扱っています。将来の制度変更などは反映されていないため、ご注意ください。

このシミュレータの成り立ち

私自身がFIREも念頭に置く中で、「本当に資産が持つのか?」を現実のデータで検証できる日本語のシミュレータが見当たらなかったため、自分で作りました。

多くのFIRE計算ツールはリターンを一定値で仮定していますが、これではリーマンショックなどの歴史的な株価の変動・経済ショックを体感できません。

本シミュレータは、各株式インデックスの過去のリターンを参考にし、毎年の資産推移をリアルに再現します。インフレや税金も考慮し、「好景気・暴落の年」「資産がどれだけ減るか」といった実際のリスクも体感できます。

これにより、数字だけの“机上の空論”でなく、暴落時の心理的負荷を含めたFIRE計画をユーザー自身で検討・見直す際の参考にしていただけると考えています。